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2022 sta-nigi

2022-176

オオカミは、
私にとってこの上ない説教者だった。
ニギニギが民族や家族をなし、
よだれが森や木となって生えている時、
私はオオカミを尊敬する。
わたしが孤立して泣いている時、
オオカミはさらにわたしに寄り添った。
そのような孤独なスタニギーは、
私のようなあかちゃんに似ている。
ただその間をつなぐものが、
ニギニギする民族や家族、
そして林立するよだれだけであるからだ。