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2022 sta-nigi

2022-167

スタニギー生活をおくるようになって3ヶ月になるシロクマは、やっと与えられた気兼ねないニギニギの自由な生活に、身も心も流しそうめんのようなゆったりとした快適さを感じていた。
ここにくるまでのシロクマは、なにかと大変な人生だった。
まず、彼女はもともと、生まれた時からシロクマではなかった。
何かというと、ただのぺらっとした平面の布だったそうだ。しかし、その布だった時代を不幸だと感じたことはなく、むしろのびのびしていて心地がよかったことを覚えている。
-stanigi168につづく