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2022
sta-nigi
2022-013-ookami
「ひとつぶの砂に、世界を見て、一輪の花に天国を見る」そんなふうにうたった人間は、ウィリアムブレイクだった。この詩はきっと、ぼくらオオカミをあらわしている。ぼくらオオカミにとって、砂は夜の闇だ。ひとつぶの夜の闇に、ぼくらオオカミは世界を見る。ぼくらスタニギーにとって、花は君の手だ。一対のちいさなその手に、ぼくらスタニギーは天国を見る。