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2022 poche-nigi

2022-026-kuma

「正直にいうとはじめは、にんげんの肩からさげられるなんて、という感じでしたね。」と、二代目であるくろくまのポシェニギーはふりかえる。しろくまにしろ、うさぎにしろ、にんげんのもとで奔走してきたポシェニギーたちは、べつに野生を忘れたわけではなく、ふつうの動物だったけどポシェニギーになった。「自分もそうなるなんてねえ、戸惑いもしたけれど、感激もしたよ。」そう続けながら、「わたしのいる場所はここだ、そんな気分になったんです。」くろくまの澄んだ瞳は、そう言ったあとにあたたかに輝いた。