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2021 sta-nigi

015

単調なまいにちに立ち向かうべく、
ぴりっとした配色のチェックパンツに、
パチパチっとハリの良いサスペンダーをつける。

「なんだい、
その髪がたはぼくのまねじゃないかね。」

おとうとがとくいげにそういう。

そんなおとうとも、チェックのパンツに
サスペンダーをつなげていて、
まるで僕たちはふたごみたいだ、

分身のようなぼくらは、
愛するようなまいにちのくりかえしに、
リズムを与えることができるのか。