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2022 sta-nigi

2022-034-kuma

めざすそのよだれは、山すその茶畑にゆるやかに流れている小川のようにゆたかで、そばには、濃いオレンジ色のボールや、さまざまな表情をした、なにかのキャラクターのおもちゃが散乱している。そうしてあーんと口をあげた一瞬に、よだれをなんとかぬぐいとろうとするのだが、なかなか手が届きそうにない。そこで、しろくまは、下に落ちたよだれでもぬぐうか、と、あるいは、散乱したおもちゃを拾い上げ始めたのだった。